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2017-05

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旅の思い出 ~天使と悪魔 その2~ - 2010.10.27 Wed

続きです。


“気高き探求に天使の導きあらん”というガリレオの詩により、預言者ハバククと天使の彫像の天使が指差す方向を頼りに、メトロに乗って世界最小の独立国家ヴァチカンへ到着。

ミケランジェロ設計のサン・ピエトロ大聖堂から、ベルニーニ設計のサン・ピエトロ広場を眺めて。
クーポラから見るサン・ピエトロ広場
“あの詩によれば四大元素はローマに散らばっているはずだ。サン・ピエトロ広場はヴァチカン市国に属する。ローマじゃない」
「それは、だれに尋ねるかによりますね」別の衛兵が口をはさんだ。
「その件はつねに争いのもとになっています。サン・ピエトロ広場はヴァチカン市国の一部だとする地図がほとんどですが、あれは壁をめぐらせた市国の外にありますから、ローマの当局者は何世紀にもわたって広場がローマの一部だと主張しているのです」”




“「ふくらんだ上衣には輝く青と金の縦縞がはいっている。ズボンとスパッツも同じ模様で、足にはスリッパに似た黒く平らな靴を履いている。頭にかぶっているのは、黒いフェルトのベレー帽だ。「伝統的なスイス衛兵の制服だよ。ミケランジェロ本人がデザインした。わかってる。ミケランジェロの傑作のひとつとは言えないさ」”
スイス衛兵隊
完全にバカにしてるよ。。。
私はこの制服、いいと思うけどなぁ。

“エリート集団であるスイス衛兵隊の一員になるためのきびしい要件については、何度も読んだことがある。スイス国内の四つのカトリック州から集められる、十九歳から三十歳までのスイス人男子で、身長174センチ以上、スイスで兵役を経験したことがあり、独身者でなければならない。この教皇護衛隊は、地球上で最も忠実で優秀な警護隊として、世界じゅうの政府の羨望の的となっている。”

ほぉぉ~。。。



“サン・ピエトロ広場の開けた空間を横切りながら、ラングドンは、大きくひろがるベルニーニの広場に、まさにこの芸術家が依頼されたとおりの効果 {足を踏み入れた者すべてを謙虚な気持ちにさせる} 効果があることを実感していた。”
サン・ピエトロ広場とサン・ピエトロ大聖堂
謙虚な気持ちというか、雲行き怪しく、まるで第二の殺害が本当に起きてしまうのではないかと不安な気持ちに包まれたっけ。



“広場の中央に、カリギュラ帝のもたらした350トンのエジプトのオベリスクが建っていた。空へ向かって81フィート伸びたその先端はピラミッド型で、その上に中空の鉄の十字架がついている。そこには、キリストがはりつけにされた十字架の遺物が入っているとも言われる”
サン・ピエトロ広場のオベリスク
これがカトリックの総本山、サン・ピエトロ大聖堂の正面に立つオベリスク。
そう考えると、ここにキリストの十字架の遺物が入ってると言われても不思議じゃない気がしてしまう。


“オベリスクの近くのどこかに、大胆にも世界最大の教会を目の前にして、第二の科学の祭壇が存在する。ベルニーニの<ウェスト・ポネンテ>サン・ピエトロ広場の楕円形のブロックだ。”



さぁ、いよいよ。



ドキドキしながらオベリスクに近付くと、それは意外と簡単に見つけることができた。
ウェストポネンテ
“レリーフは長経が約三フィートの楕円形で、素朴に書かれた顔、天使のような容貌の {西風の神} が彫刻されている。{神の息}。これこそが二番目の科学の元素を讃えるベルニーニの作品だ。 ”
“ベルニーニは空気の流れを五つに分かれた風として描いていた…五つ!また、レリーフの両端にはふたつの星が配置されている。ラングドンはガリレオを思った。ふたつの星、五筋の風、楕円形、対称性…。”

ここが『天使と悪魔』の中で、第二の殺害が行われた場所。
このレリーフは、小説を読んでいないと見落としてしまうような、実にシンプルなものであり、それは下を気にして歩いていなければ気付かないくらいで、実際みんなドカドカと踏みつけて歩いていた。



そして次はそんな<ウエストポネンテ>の息が、西から真東へ吹き抜ける先にある、【火】にまつわる場所、サンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア教会の<聖女テレサの法悦>へ。


“ラングドンとヴィットリアはサンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア教会の正面口に駆けつけたが、木製のドアには鍵がかかっていた。ヴィットリアがオリヴェッティの拳銃で三発撃ち込んで、古びた差し錠を粉々にした。”
サンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア教会
木製のドアを見ながら、このドアの鍵に撃ち込んだのかー。。。などと思いながら中へ入ると…



なんたる絢爛豪華なバロック装飾!すご~…。
バロック装飾のサンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア教会内部
“贅を尽くしたバロックだった。壁も祭壇も金色だ。聖所の中央、主ドームの真下に木製のベンチがうずたかく積まれ、それが勇壮な火葬用の薪か何かのように燃えさかっていた。ドームに向かって炎を噴きあげている。ラングドンが地獄の大火の上へ視線をのぼらせると、この光景の真の恐ろしさが猛禽のごとく舞いおりた。”

猛禽のごとく舞いおりるって…。いい表現するなー。。。
そう、小説の中では、この天井から枢機卿が十字に吊り下げられ、生きたまま炎に焼かれていたのだ。



そしてベルニーニ作の<聖女テレサの法悦>。
聖女テレサの法悦
右手に黄金の矢を持った天使が、雲の上に全身を投げ出した聖女テレサの襟を左手つかみ、今まさに彼女の心臓を矢で射抜こうとしている瞬間。
そして小説によるとこの天使は熾天使。熾天使とは本来「火の者」という意味らしい。


“大傑作と考える者もいたが、教皇ウルバヌス8世は<聖女テレサの法悦>の性的表現がヴァチカンにはあからさますぎるとしてこれを拒絶した。そして、ローマの果てのあまり知られていない礼拝堂へ追いやった。そこへ移されたのは {作者の提案による} という。”


そしてこれが問題となった性的表現という恍惚の表情。
聖女にあるまじき表情?
何度撮ってもブレちゃってダメ。限界
上を見上げる聖女テレサの表情を、実際下から確認するのはかなり難しく、よく見えなかった…。残念。



ところで。
この教会の右側翼廊奥にある小さな入口。
売店への入口
このドアの奥へ入ると、メダイヨンをはじめ、修道院で造られたグラッパ、蜂蜜、バスソルトなどが並ぶ小さな売店があり、街のお店では見かけないような心奪われる素敵なものが揃っていた。



そこで買ったメダイヨン
S・M・デッラ・ヴィットリア教会のメダイヨン
ご利益ありそう




つづく。

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● COMMENT ●

体調不良により、めっちゃ出遅れた羽・・・。
いやー勉強になりますた。
なんか惹きこまれる世界でごわす・・・。
ほんとに贅を尽くしたバロック・・・。
これを今のような加工技術のない時代に
創られたとは思えないわー・・・。
想像を絶するとはまさにこのような芸術を
目の当たりにした時に使う言葉だよね。。。すごい。

画家、あたしはフェルメールが好きです。
なんとも奥行きを感じさせる独特の色使いや
柔らかさを想像させるあのタッチが素晴しいです。
なにを隠そう、あたしも母と長男とで美術館へよく行きました。
音楽会は行った事はないww
のんこんちは音楽家族だもんねー。

>羽さん
わわっi-201i-201 大丈夫ですか~?!
急に冷え込んだし、季節の変わり目だから。。。
お体お大事にしてくださいね。

あ、確かにそうだよね~、
今のような加工技術のない時代に創られたとは思えないよね。
特にサン・ピエトロ大聖堂。
あの大きさで、なぜにあんな豪華な装飾の建物が造れるんだろーか。。。

あ、私もフェルメール好きです!
あの光の表現はすばらしい。
美しい世界ですよね。
そして、やっぱりそうなのね~!
だって次男くん絵上手いし、羽ちゃんとこは美術一家なのね。ナットク♪
私も音楽会は行ったことないです~。
もっと歳いったらウィーンのニューイヤーコンサートとか行ってみたい。
今の私には、まだ良さが分からないと思うからww

そうなのですよぉ!
天使と悪魔を読む前に行ったのですごく残念ですi-181
次に行くときはまた読み返して行きたいと
思います!
ママンさんのレポート、ポイントついてて
ホントに楽しいですi-190
世界不思議発見!見てるみたいi-237
メダイヨンなんだか不思議な力がありそうですi-236

ヨーロッパに関心を持つと宗教から始まりすごく
色々な勉強になりますよねi-190
それからまた旅に出る。こんな贅沢ないですねi-228
毎年行けるなんていいなぁi-169i-189
そうそう!普段どんなに旦那さんに不満があっても
それでチャラになったりしませんか?!^^
私は海外旅行に行くと「この人と結婚してよかった」って
思いますi-278

メダイヨンのネックレスすてきー。
これはつまりサンタ・マリア?
なにげにスミレちゃんの色だわー。って思いました。
スーちゃん・・高貴なお色なのね♪イェイ♪

>mochaさん
世界不思議発見ですかー!
楽しんでいただいたようで、とっても嬉しいです♪
あと1回で終わりですので、
よろしければまたご覧になってくださいね。

あはは!私、ほんっとmochaさんと気が合いそう~!
mochaさんも旦那さんのこと大好きみたいですけれど、
やっぱり不満はあるのですね~^m^
おなじおなじ~(笑)
ウチは旦那さんも不満に思ってることがあるでしょうし、
でもきっと、みんなそうなのかもしれないですねぇ。。。
そうそう、不満があってもそれでチャラになる。
この人じゃなきゃダメなんだよな~ってなる(笑)

>Rakuちゃん
メダイヨン素敵でしょう?
安っぽい印刷なのですよ~。
金のメッキも雑ですし~。
でもそれがなんだか、いい味出しているのです。
おぉ~、スミレ色とは!
高貴な色ならば、強気な言葉使いも直さなきゃ(笑)

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>鍵コメさま
はじめまして!
ご連絡ありがとうございます。
どうぞお使いください。


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プロフィール

sumiremaman

Author:sumiremaman
東京都在住。
大好きな小鳥とインテリアと趣味の海外旅行などについて、アレコレ気になったことを綴っています。



■スミレについて
羽衣セキセイインコ 
怖いもの知らずで人間がだぁ~い好き♪な女の子。
感染症、呼吸器、生殖器、消化器、数々の病気を乗り越えてきた頑張り屋さん。
※2014年12月20日 天使になりました。
享年5歳と7ヵ月でした。



■ジュニオについて
マメルリハインコ
カキカキとおしゃべりが大好きな甘えん坊の男の子。
ヒマワリと歌をこよなく愛するピースフルなキャラクター。


  

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